【株式会社プロタイムズ総合研究所様について】
株式会社プロタイムズ総合研究所では、外壁塗装・屋根塗装・屋根葺き替え工事・外壁張り替え工事・雨漏り防水工事など外装リフォームを行っております。「既成概念にとらわれない本質的なサービスを社会に提供すること」をサービス理念とし、社員一人ひとりがお客様にとって何が最良のサービスであるかを第一に考え、正しい施工の実践と継承を続けています。
会社名 :株式会社プロタイムズ総合研究所
サービス名 :ヤネカベ
本社所在地 :東京都府中市緑町3-10-1(東京本社・府中店)
代表者 :代表取締役 大友 健右 様
URL :https://www.protimes-souken.com/
支店 :府中店、杉並店、 世田谷店、足立店、 横浜泉店、港北ニュータウン店、千葉幕張店
――今回は、代表取締役の大友様、社員のトアン様(5年目)、技能実習生のザン様(4年目)にお話をお伺いいたします。
まずは、大友様ご自身の略歴からお願いできますでしょうか。
大友様:不動産業界で10年以上の経験を経て、2010年10月にこちらの会社の経営権を引き継ぐ形でスタートしました。不動産業から外装業メインの会社にうつり、2011年にリフォーム業界全国成長率No.1となり、年商45億にまで成長しました。
――不動産業から外装業に新規参入されたきっかけは何だったのでしょうか?
大友様:ひとつじゃないんですけど、新築需要が低下する中で、この事業を僕がやりたいと思っていたのがきっかけした。あと、集金が早いというメリットや成長分野であることもきっかけになりました。
――リフォーム業界全国成長率No.1になった秘訣は何ですか?
大友様:成長の秘訣は「勢い」だと思います。建築塗装の業界の慣習として、例えば、『値下げして』と言われれば、塗料を薄めてしまえば見積り上はいくらでも値下げできてしまうんです。こういった慣習を無くしたいという「勢い」や「意気込み」が業界の中では僕はぶっちぎってたんでしょうね。
――他社に対する御社の強みは何ですか?
大友様:一番は「職人」そのものですね。先程申し上げたように、建築塗装の業界的に見積り上では何とでもできてしまうのが現状です。一方で、「ヤネカベ」は価格とサービス内容をマッチさせている。他企業では保障期間を定めていても、きちんとした対応をしていないところもありますが、弊社はアフターサービスも怠りません。丁寧な仕事を心がけ、職人のクオリティを高めています。結果、10年前に担当させて頂いたお客様から、お声がかかることもありました。
――ここまで急拡大された理由は何だと思いますか?
大友様:(まず、会社が)拡大しない理由は「人が入らない」「人が育たない」ことが要因だと思います。会社拡大の決め手は「人」。働き手が、この会社に入りたい・仕事が好き・楽しいと思わせられるかどうかが大事であり、回りまわって会社の成長に繋がっているのだと思います。
――それでは、外国人採用を行うきっかけは何でしたか?
大友様:きっかけは、たまたまの縁なんです。僕たちには「日本人」「外国人」と分けるような考え方はありませんが、お客様目線で言えば、外国人として先入観を持たれたり、良くない印象を抱かれたりとハンディキャップはあります。ただし、彼ら(在籍する外国人社員の方)には「そんな(ハンディキャップがある)ことはわかってます。初めからそのつもりです。」というようなエネルギーがある。ハンディキャップはエネルギーを持つ人にとってはあまり関係ないというのが僕の考えですね。
――外国人採用において期待していたことと実際採用して苦労したことはありますか?
大友様:ほとんどないんですよね。唯一、言語は人によって習得スピードが異なるので差が出るかも知れません。性格も関係すると思います。積極的な子の方が習得は早いような気がします。
――それでは、トアンさんにもお話を伺いたいと思います。ご入社されたきっかけは何ですか?
トアン様:友人の紹介で入社しました。会社の人がとても優しく、心が温かいと聞いていました。入社して、実際にそう感じます。
――お仕事内容を教えてください。また、今後の展望は何ですか?
トアン様:主には、CAD設計を行っています。勉強したことは無かったですが、入社してから、会社の先輩が優しく教えてくれました。建物の図面修正や積算を担当していて、古い建物の図面を描き、修正された時、図面通りになっているのを見ると嬉しいです。将来はCADオペレーターから管理職を目指したいと思っています。
――お仕事は楽しいですか?
トアン様:いつも楽しく会話して仕事しています。(先輩は)『疲れたときは散歩しなさい』と言ってくれて、皆さん優しいです。分からない事を聞くと、すぐに教えてくれますし(実際に)やって見せてくれます。
――同じく、ザンさんにもお話を伺いたいと思います。お仕事内容を教えていただけますか?
ザン様:職人として、足場を組む作業をしています。先に入社していたトアンさんがいろいろ教えてくれました。
――お仕事は楽しいですか?どんな時に楽しいと感じますか?
ザン様:毎日楽しいです。仕事は辛いという人もいますが、この会社は全くそう思いません。朝、出社する時から楽しい気持ちです。会社の雰囲気は楽しく、人が優しいです。実際にお客様から感謝されたり、褒められたりした時が嬉しいと感じます。
――外国籍社員の方への今後の期待を教えてください。
大友様:本当に期待以上に活躍してくれています。日本は島国なので、対日本人であるということだけで「分かり合える」という幻想のもと(付き合いを)スタートする傾向がありますが、外国人同士だと「分かり合えない」という前提から歩み寄ろうとします。これが、人付き合いの本質じゃないかと思うんですよね。特に今は、昔の高度経済成長期に比べると価値観が多様化しています。その中では、双方が外国人同士であることを前提として向き合った方が、コミュニケーションが上手くいくと思います。今はコミュニケーション(人間関係)において悩んだり、塞ぎ込んだりしてしまう子も出てくる時代なので、外国人社員が居る方が絶対良いと思うんですよね。そういう意味では、明確な業務以外にも、数値化できない役目を彼らに負ってもらっています。
――他の若い日本人社員に対する影響はありますか?
大友様:影響はとってもありますね。まず、みんな動きが素晴らしいです。「日本人と同じ(動きだけ)じゃまずい」くらいの感覚でやってくれている。同世代の日本人だと、なかなかそこまでの勢いのある子は入ってこないので、すごく(既存社員の)刺激になっているし、リスペクト精神を持っています。
――今後、外国人採用を増やす計画はありますか?
大友様:コロナの影響で入国制限もあり、今は採用を増やす予定は無いですが、コロナが無ければ採用していると思います。(コロナ前は)プログラマー枠で、インド人の子を取ろうかという話も出ていたくらいです。このきっかけはトアンとザンの頑張りにつきるものと思います。
――今後、外国人採用を考えている企業に対して、また日本の企業で働きたいと考えている外国人の方にメッセージをお願いします。
大友様:僕たちは、彼らに出会えたことでコミュニケーションの本質に気付くことができました。彼らが期待以上の働きをしてくれているという前提もあると思いますが、これは企業にとって良い機会だと思います。
外国人採用は安い労働力を得ること、という考え方をする企業もありますが、その考え方のままでは労働者と企業の関係性以上のものになることはありません。それでは本来、彼らが持つエネルギーを十分に引き出せないと思います。彼らに対して居住環境も含め、日本人労働者同様に接し、「日本人 対 外国人」ではなく「人対人」として付き合うことで労働生産性だけではない、数値化できない部分での発見や気付きなど絶大な効果を生むんじゃないかと思います。
トアン、ザンは「仕事が楽しい」と言いましたが、その根本は、外国人としてのハンディキャップがあるという前提意識を持ちながら仕事をしているからだと思います。日本人が気を遣ってくれたり、名前を憶えて読んでくれたり、その「ちょっとしたこと」でも敏感に反応して喜びに変換してくれている。分からない者同士が分かりあえた瞬間の感動、それがコミュニケーションの全てだと思います。
※会社方針として普段からマスクを着用しております。
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