インタビュー

外国人の力は必要不可欠!日本で働く外国人には大いに自分らしさを発揮して欲しい

今回はSUN株式会社代表取締役社長 兼 CEO 仲宗根 俊平様にお話をお伺いいたしました。
幼少期にアメリカで過ごした経験のある仲宗根社長は起業前から日本人だけではなく、外国人と働くことをすでに考えられていたそうです。
社会問題の一つでもある人材不足、その中でも特に問題となっているのがIT業界のエンジニア不足です。
2020年には31万人も不足しており、2030年には79万人も不足する予測が立てられています。すでに他の企業の先を歩む SUN株式会社様。どのようにITエンジニア不足の課題に取り組んでいるのでしょうか。

【SUN株式会社様について】

世界を代表する会社となることを目指して2018年に創業開始。「人と人とをつなぐ」を企業理念に掲げ、人との繋がりによって創造される新たな価値を大切にしています。世の中にイノベーションをもたらすべく、チャレンジ精神を忘れずに邁進し続ける企業様です。

会社名   :SUN株式会社
本社所在地 :〒105-0003 東京都港区西新橋1-16-4ノアックスビル3階
代表者   :代表取締役社長 兼 CEO 仲宗根 俊平様
URL    :https://www.sun21.co.jp/

名古屋、大阪、福岡に支社があります。

ーー仲宗根様の略歴に関して簡単にご紹介いただけますか?

小学校1年生から3年まで、3年間アメリカで生活をしていました。
小さいながらも覚えているのが、異国の方と話すのが単純に楽しいということです。
大人になってからもプライベートで海外旅行に行き、各国でたくさんの人に出会いました。会社を設立する時も、初めから日本人だけの会社を作る気はありませんでした。日本国内だけのビジネスを展開するつもりがなかったという想いがあったこともあります。
会社の【世界を代表する人と人をつなぐ】という理念もそのような背景から設定しました。

ーー御社について教えていただけますでしょうか。

2018年に設立し、現在は2つの事業を展開しています。

1つ目は、SESと言われるITエンジニアの派遣事業です。
現在、観光業、製造業、金融業などさまざまな業界でソフトウェアやシステムの開発・保守・運用のプロジェクトを遂行しています。

2つ目は、在留外国人支援事業です。
現在は外国人向けの日本語学習アプリと、在留外国人向けの生活情報サイトを提供しています。
日本語学習アプリは、日本だけではなくインドやバングラデシュなど海外にも販路を広げており、すでに10,000件ダウンロードを突破しました。世界における日本語教育のニーズはあると実感しています。

ーー御社の外国人採用について教えてください。

会社を設立してすぐにバングラデシュという国に目を向けてリクルーティングを始めました。

バングラデシュを選んだ理由は3つあります。

発展途上ではあるが高度なIT人材の増加が見込まれること
バングラデシュは総人口1億6千万人。高齢化社会の日本とは違い、ベトナムやインドネシアのように子供や若年層が人口比率の多くを締めています。「デジタル・バングラデシュ」を国の制作として掲げており、ITの人材育成にも力を入れている国です。中流階級では子供への教育投資も多くなり大学に通わせる家庭が増えてきています。
今後はより一層、高度なIT人材が増えていくことが見込まれる点が1点目の理由です。

専門大学を卒業した学生の就職先が足りていないこと
このコロナ禍によってますます加速してしまっていますが、情報処理系の大学を卒業した大学生のバングラデシュ国内での就職先がまだまだ足りておらず、大学卒業後1〜2年働き先がないことは当たり前のことだそうです。
反対に、日本ではエンジニアが足りていないので、現地で就職できない大学卒業生の彼らをを採用しに行こうと思ったのが2点目の理由です。

【IT市場のブルーオーシャンであること】
ITといえばインドというイメージがありますが、バングラデシュはIT業界の大手企業ほど進出していない、いわゆるブルーオーシャンなのです。
我々のように立ち上げたばかりの会社でもチャンスがあるのではないかと思いました。外国人採用は年間6〜10名を予定しており、来年からまたこの採用活動をスタートさせようと計画しています。

今後、バングラデシュ現地に拠点を作る予定です。
日本で働くバングラデシュ社員が、コロナの影響や家庭の問題で母国に帰らざるを得なくなった時のためにも、日本以外で働ける環境を作ることは大切だと思っています。PCに向かって勉強するバングラディシュ人社員

ーー初めて外国人を採用するにあたって不安などありませんでしたか?

もちろん、不安はありました。しかし、だからといって「やらない」という選択肢は私にはありませんでした。
これから日本は一層グローバル化するという確信もありましたので、日本人採用だけではもったいないという想いもあったと思います。

当社にはバングラデシュだけではなく、ミャンマー、中国、イギリスの4カ国の合計14名の外国籍メンバーがいます。現在の外国人社員の比率は10%で、2023年までには30%までに引き上げる目標でいます。日本語のレベルも様々で、JLPTのN3、N4レベルでも積極的に採用しています
IT業界に限らず日本ではN1、N2の日本語力がなければ採用が難しい空気感を感じます。確かにN1、N2レベルの日本語力があればベストではありますが、そのような人はほぼ大手企業に取られてしまいます。入社当時は多少日本語レベルが低くても、仕事をしながら日本語を覚えてもらっていますね。海外拠点を作ってからは日本だけでなく海外でも売上に貢献してもらいたいと思っています。

ーー国籍社員の方の具体的な職種・業務内容の事例を教えてください

職種は全員エンジニアです。
プロジェクトはさまざまですが、例えば最新技術を活用しボランティアを管理するシステムのプロジェクトに参画してもらいました。
その他には教育業界のレッスン予約管理システムなど、全員が別々のプロジェクトを遂行しています。
各プロジェクトは1チーム5名の体制を組んでいます。基本的には日本人リーダーが外国籍社員のマネジメントをしており、使用言語は日本語としています。実際にイギリス人の先輩もバングラデシュ人の後輩に日本語で教えてくれています。

ーー外国人採用において期待していたことと実際採用して苦労したことはありますか?

日本拠点の人材不足の解消、および海外案件の即戦力になることを期待しています。
ITテクノロジーは全世界共通です。現在は日本国内のお客様から頂くプロジェクトばかりですが、ゆくゆくは世界中からプロジェクトを引き受けたいと思っています。そのために、英語が話せる人材は必要不可欠です。英語圏のお客様との交渉であったり、プロジェクトを円滑に遂行するため、将来を見据えて採用しました。

苦労したことは、やはり日本語でした。プロジェクトの設計書には漢字が多く使用されているため、日本語がN3、N4レベルの社員には伝えるだけでも苦労しました。初めの3か月は我慢の期間でしたね。日本拠点をベースとしてチームを構成していく以上、言語の問題は永遠のテーマだと思っています。

大手企業のように外国人のみのチームを作って英語のみで会話をすることで、簡単に解決できるかもしれません。しかしながら、日本人と外国人が関係を持つことが両者にとっても大きくプラスになると思うので、当社では日本語をベースにコミュニケーションを取っています。
外国籍社員が日本に長く住む上では、日本人との会話・コミュニケーションは必要不可決であると思います。それは仕事だけではなく、プライベートも然りです。
費用対効果を考えれば良くないことですが、彼らの人生においてきっと良い影響が出てくると思っています。

ーー外国人の方の採用に関して独自で取り組んでいること・取り組んで良かった事例があればぜひお聞かせいただけますか?

会社トップ自ら現地に赴き、現地の採用に先頭を切って携わるようにしています。会社として力を入れており、期待をしているんだと求職者に見せることが採用活動において大きなプラスになると思っています。
さらに、採用したタイミングで必ず内定者の家族にご挨拶に伺っています。特にご両親にとって大切な息子、娘が日本という異国の地に行ってしまうことは、たとえ仕事であっても不安であり寂しいはずです。会社のトップである私が直接ご家族にお会いすることで、「この人、この会社あれば」と安心してもらい、少しでも不安を解消できるのではないかと考えています。
日本国内の中途採用ではそこまでしていませんが、海外現地から採用する場合にはご家族の思いにも寄り添うように心がけています。また、入国後には日本文化を体験してもらいたいという思いから私の実家に招きました。日本の正月を味わってもらうため、おせち料理をふるまったこともあります。レストランで食事をするよりも家庭の味や雰囲気を体験してもらう方が良いと思っています。
2020年入社の社員は未だコロナウイルスの影響で入国できておりませんが、状況を見て2022年1月に入国できるよう計画をしています。
そのためにも可能であれば今年の11月に現地に赴き、内定者全員のご家族とお会い出来ればと思っています。

ーー外国籍社員の方から見た、御社の魅力は何だとお考えでしょうか。

一言でいうと「人」だと思います。
社員同士の距離感がとても近く、仕事だけでなくプライベートの時間も過ごすこともあります。外国籍社員の集まりには私も全て参加させてもらってます。
コロナの影響で今は実施できていないですが、3ヶ月に1回は旅行を計画していて、今までは日光、仙台、静岡、山梨などいろんな場所に行きました。
海外文化でもあるハロウィーンを一緒に楽しんだり、日本ならではの文化を楽しめるようにしています。
人との距離感は他社にはない魅力だと思います。

ーー外国籍社員と日本人社員との離職率の違いはあるのでしょうか?

特に違いはありません。
一定の人数が離職してしまうことは仕方のないことだと思っています。当社では働く環境の選択肢を増やすことで離職率の改善を目指しています。日本国内でも東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点あります。また、バングラデシュの拠点もできる予定ですので、今後は海外にも選択肢が増えていくと思います。また、その他にも、本人の希望でステップアップができるように、担当するプロジェクトが完了したら他のプロジェクトに移動もできるようにしています。

ーー外国籍社員の方が活躍するにあたって、外国籍社員の方が努力をしないといけないこと、また、企業側が工夫しないといけないことはありますか?

まず外国籍社員には、日本での活躍を視野に日本語の勉強を継続してほしいです。プログラミングのベースは英語なので、エンジニアは日本語スキルが高くなくとも仕事をすることはできますが、キャリアアップするためには日本語の勉強は必要不可欠だと思います。
次に企業側は役員クラスに外国籍社員を配置することだと思います。
外国人でも日系企業で上を目指せるということを示す必要があります。
外国人専門の賃貸住宅保証事業などを展開している、株式会社グローバルトラストネットワークス(GTN)さんがいい例だと思っていて、まさに外国籍社員にとっていい環境であると思っています。業界は違いますが、非常に勉強させてもらっています。

ーー外国籍社員の方が増えるにつれて、制度面で会社として変えたことや工夫したことはありますか?

外国籍社員の増員に伴い、2年以内にロードマップを引いて組織体制を整え、外国人社員の責任者を作りたいです。
また、当たり前のことだとは思いますが、社内規定を多言語に対応したいと思っています。就業規則は日本語だけでなく、英語版を作成し、会社の制度をしっかりと理解してもらうことが大切だと思います。
日本人でさえも規定に書かれた日本語は難しいですから、外国人にとってはさらにハードルが高いと思います。
現在は日本語がベースですが外国籍社員も理解できるような環境作っていきたいと思います。

ーー外国人採用をしたことにより日本人社員に対してなにか良い影響はありますか?

「当たり前のように日本で働く外国人が増えた」という背景を知り始めたことは大きいかと思います。
コンビニや居酒屋で外国人のアルバイトが多いなと感じる日本人の方は多いかもしれませんが、その社会背景まで知っているというのは外国人ビジネスをやっている人でないとなかなかわからないことだと思います。
当然だとは思いますが、そこまで知ろうとしないと思います。
日本人社員が知ろうとしていることはとても大きな影響を与えていると思います。

ーー「SUNとビジネスを共にすることで外国人採用の疑似体験ができる」とHPに記載がありますが、具体的にどのような体験ができるのでしょうか?

日本は外国人と一緒に働くということに対して抵抗がある企業がまだまだ多いと思います。
それは日本語が話せないということだけで抵抗を感じる人が多いのではないでしょうか。
しかし日本語が流暢ではない社員も仕事はきちんとこなします。外国人でも問題なく一緒にビジネスを遂行できるということを、我々とのプロジェクトを通して体験していただきたいと思っています。実際に弊社とのプロジェクトを元に、お客様が外国人採用を検討していると聞いて、とても喜ばしいことだなと思いました。日本のITエンジニアは現在31万人不足している時代に、外国人の力なくして会社の成長は見込めないことが目に見えていますからね。

ーー最後に、今後貴社に入社したいと考えている外国人の方々に関して一言メッセージをいただけませんか?

在留外国人の中には、母国に住んでいた時のような自分らしさが発揮できないと悩む方も多く居らっしゃるかと思います。当社では自分らしさをどんどん出して欲しいと考えていますし、そのために必要なお仕事・日本語・空気感・マナーなど全力で教えていきます。
また、外国人のあなただからこそわかる気づきもあると思いますので、ぜひ率直な意見も伝えて欲しいです。当社はあなたの意見を積極的に取り入れ、働きやすい環境も作っていきます。
自分らしさを求めている方がいればぜひ応募してください!

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