インタビュー

創業後の離職者0名!!日本人社員と外国籍社員が働きやすい環境とは?

海外のマレーシア、カンボジアに拠点を持ち、外国籍社員とともに働く株式会社BEYOND BORDERS様。外国籍社員とどのようなコミュニケーションを取っているのか、工夫されていること、苦労したことなどをお伺いしました。
これから外国籍社員を採用しようと検討している企業様、すでに採用されている企業様にも必見の内容となっています。
外国籍社員の方も自身の強みを活かしたり、会社の組織の中で自分には何ができるのかなど考えながら業務にあたっていらっしゃいます。

今回は業務執行役員の小林 利光様にお話をお伺いしました。
取材の中で、企業側の取り組みについてお伺いしているのですが、「海外と日本の文化の違いについて」小林様の考え・企業様としてのお取り組みをお伺いしました。他の企業様でもすでに取り入れていることかもしれませんが、当たり前のようにできていないことも多いのではないかと感じました。
弊社にも外国籍社員がいますが、実戦まではできておらず、大変勉強になりました。

株式会社BEYOND BORDERS様がどのような取り組みを行っているのかぜひチェックしてみてください!

 

【株式会社BEYOND BORDERS様について】

“幸せでつながる未来”を

不動産の領域で、世界中で。

Working towards a prosperous future,

in real estate and across the world.

不動産が見せてくれる夢、未来、可能性。
その想いは、私たちの見えないところで伝播し、世界中の人々に繋がっています。
私たちは、その想いの連鎖が永遠につながる未来を、世界中で作りたい。
ワクワクする未来を、不動産の領域で叶えたい。
世界中が幸せで繋がる未来を、不動産の領域で、世界中で。

 

上記を会社のミッションに掲げ、主に海外不動産事業、人材紹介事業を行っている企業様です。

会社名   :株式会社BEYOND BORDERS
本社所在地 :〒160-0022 東京都新宿区新宿2-8-15 PARK FRONT SHINJUKU 3階
代表者   :代表取締役 遠藤 忠義様
URL       :https://beyondborders.jp/

※マレーシア、カンボジアに拠点があります

 

ーー小林様の略歴に関して簡単にご紹介いただけますか?

新卒の時、株式会社アッションという会社に新卒第1号として入社しました。(今はシフトという東証一部上場のソフトウェアテスト会社に売却されています。)
当時は3名くらいの会社でしたが、そこで自社メディアの広告営業から開始して、Webマーケティング事業に携わり事業統括も歴任しました。
その会社に6年ほど勤め、その後、株式会社BEYOND BORDERSに入社しマーケティングマネージャーを経て、半年後に執行役員となり現在に至ります。

 

ーー御社で行っている事業などについて簡単にご紹介いただけますでしょうか?

主に今展開している事業が2つございます。
海外不動産事業と、不動産に特化した人材紹介事業です。

まず海外不動産の事業に関しては、主に日本人の投資家様に海外の不動産を販売しています。
例えば、日本人の投資家さんにカンボジア、マレーシア、フィリピンの不動産など、海外に位置する不動産を販売しています。

また、不動産の業界に特化した人材紹介の事業に関しては、20〜30代の不動産業界の経験者をメインに企業様へご紹介させていただいております。
その他、コロナの影響もあり現在は主要事業となっていませんが、外国人の方に日本の不動産を販売する事業や、日本人の方に日本の不動産を販売するなど、日本では一番主流な不動売買仲介の事業も行なっています。

 

ーー現地に拠点があるとお伺いしましたが、現在外国籍社員の方は何名いらっしゃいますか?

海外拠点は現在カンボジアとマレーシアの2拠点あります。外国籍社員は海外現地と日本を含めて全部で5名が在籍しています。出身はカンボジア、マレーシア、インドネシア、インドの4カ国ですね。
1名以外を除いて全員海外で勤務してもらっていて、カンボジア拠点に2名と、マレーシア拠点に1名います。あとはインドの自宅で勤務してくれている社員が1名います。

 

ーー外国人採用を始めたきっかけを教えていただけますか?

BEYOND BORDERSという社名の通り、もともと日本だけではなく、国を跨いでクロスボーダー取引で事業を展開していこうと話していたので、創業当初から自然と、「人材に関しても国籍に拘らずやっていきたい」という意見がありましたね。
外国人に対して日本の不動産を販売していくという目的があったので、ネイティブな外国籍の方の採用が進んでいきました。

 

ーー外国籍社員の方の具体的な職種・業務内容の事例を教えてください

インド人とインドネシア人はエンジニアとして勤務してくれていまして、テクノロジー領域に携わる業務全般に携わってもらっています。
他の3名については現地の拠点などでオフィス運営や物件の管理業務やディベロッパーとのやりとりも行ってもらっています。

 

ーー外国人採用において期待していたことと実際採用して苦労したことはありますか?

外国人だからといって、何か特別な期待をしていたことはあまりありません。
もちろん、現地の拠点のスタッフに関しては、オフィス運営や物件の管理を任せていますので、各法人の管理業務については、現地の手続きや役所との対応など、商習慣について知見があると、よりオフィスの管理・運営がうまくいきますし、それぞれの地域の言葉が話せると、日本人が対応するよりもスピードも速いと思います。
ただ、例えばエンジニアに関しては、「外国人だから」というような何か特別な期待があったわけではありませんね。

採用して苦労したことは、やっぱり言語ですかね。
日本人同士で話した時の意思疎通を100%だとすると、大体は伝わりますが、残りの20%くらいはニュアンスが伝わりにくい事がたまにあります。
なので、抽象度の高い概念を伝える時に、多少苦労する場合もあります。だからと言って日本語研修を取り入れようとは思っていないですね。
多くのスタッフが英語によるコミュニケーションが十分に取れていますので、今後も必要はないと思っています。

 

 

ーー外国人の方の採用に関して独自で取り組んでいること・取り組んで良かった事例などをお聞かせいただけますか?

外国人が入国した時に住む場所って手続きなどが大変で結構困るんです。なので、弊社では自社で一軒家を保有していて、そこに住むことができます。
もちろん自身で賃貸を借りてそちらに住むこともできますし、日本の生活に慣れるまでそこに住んでいただくことも可能です。
学生寮のように、何年かして出ていかないといけないということはなく、当社に勤めている間は本人の希望があれば、ずっと住んでいただいても大丈夫です。こういった取組みは外国籍社員の方からの評判は良いです。

 

ーー外国籍社員の方から見た、御社の魅力は何だとお考えでしょうか。

弊社はトランザクションが日本と海外にあって、海外の商材を日本の顧客に提供したり、逆に日本の商材を海外の顧客に提供しているので、外国人スタッフの力が必ず必要になります。
そのため、外国人スタッフにとっては自身の付加価値を出しやすい環境なのではないかと思います。

それから日本語を話せなくても良い点でしょうか。
例えば当社では、毎朝11時に全社で「GOOD and NEW」という朝会を開催しているんですが、弊社のミッション&バリューに基づいた最近の生活で起こった良かったこと、気づいたことを持ち回りでエピソードトークをしています。その際に、日本人社員が有志で同時通訳などをします

弊社は社員の多くが日本人社員なので、何かを発表する際に日本語で話す機会が増えます。そのため、朝会ではzoomで発表しているのとは別に、Skypeで有志の通訳を繋いでいるんです。なので外国籍社員は日本語が全く話せなくてもノンストレスだと思います。
特に日本語が話せなくてもコミュニケーションは十分に取り合えているので、全然大丈夫なんですよ。

あとは完全にフルリモート勤務でも良い点も魅力かと思います。
日本人社員はみんな明るくて、とてもフレンドリーなので、すごく楽しい雰囲気で働けると思います。

 

ーー外国籍社員と日本人社員との離職率の違いはあるのでしょうか?

会社として7年目に入るところですが、正社員で自主退職という形での離職ががまだないんです。
最長だとインドネシア人社員で、入社4年目になります。私と同じですね。
それだけ日本人にとっても外国籍社員にとっても、働きやすい環境なのではないでしょうか。

普段より、出来る限り外国人スタッフも働きやすいような環境を整えたいという気持ちが強いので、1つ1つの取り組みは小さなものですが、それが積み重なって働きやすさにつながり、結果として離職率の低さを保てているかのかもしれません。

でも、こうやって考えてみると離職が1人も出ていないのは嬉しいことですね。

 

ーー外国籍社員の方が増えるにつれて、制度面で会社として変えたことや工夫したことはありますか?

3ヶ月に一度くらいなんですが、任意参加で「英語ランチ会」を行なっています。
参加は外国籍社員でも日本人社員でも誰でも参加できるんですが、話す言葉は英語だけにしています。日本語をOKにしてしまうと、日本人だけで日本語で話してしまったりして細かいニュアンスが伝わらなかったりするので、英語のみにしています。

 

 

ーー他の日本人社員に対してなにか良い影響はありますか?

多様性を受け入れるようになっていると思います。
今までは英語が苦手で、外国語が難しいという人も外国籍社員とコミュケーションを取ろうとしているんじゃないかなと思います。

 

ーー最後に、今後貴社に入社したいと考えている外国人の方々に関して一言メッセージをいただけませんか?

弊社は非常に働きやすい環境にあると思いますので、日本が好き!という方はぜひ応募してもらえればと思います。
自分たちの住んでいる国の知見が役に立ちますし、海外市場に打って出るという強い意思でやっておりますので、日本ベースで世界に勝負したいという方にとってはすごく楽しめる環境だと思います。そのような方はぜひ応募してきてください!

 

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