外国人採用

【外国人雇用のマニュアルシリーズ】 知りたい!外国人の定着率向上方法

外国人人材の相次ぐ退社申し入れや離職にお困りではありませんか。

外国人労働者を離職させることなく、彼らに長く働いてもらえるような環境を整えるためにどうすればいいのか、この解決すべき重大な課題は雇用主の頭をいつも悩せます。

当記事は、外国人労働者の離職について悩んでいる企業様に向けて、外国人材が抱える課題ならびに外国人労働者が離職しないための具体的な施策をいくつかご紹介します。

日本の労働環境に対する負のイメージが明らかに

worrying business people

日本国際化推進協会(JAPI)のアンケート調査によると、外国人材が日本で働くことに対して、大きな課題と不満を持っていることが明らかになっています。

こと、日本における就職の不満については、「長時間労働」を筆頭に、「評価システムの不透明さ」「昇進が遅い」等々、現状の日本企業のシステム上、解決するのが難しい項目ばかりです。

日本における居住と労働のイメージ
「日本における居住と労働のイメージ」 出典:経済産業省・日本国際化推進協会

日本における就職の不満

「日本における就職の不満」  出典:経済産業省・日本国際化推進協会

日本の労働時間や日本企業独特の評価基準に不満がある

外国人労働者の離職理由として最も多いのは長時間労働です。日本の就業者の労働時間は、1988年の改正労働基準法の施行を機に減少しているとはいえ、アメリカ、イタリアに次ぐ、長時間労働を記録しています。(データブック国際労働比較2018|6-1 一人当たり平均年間総実労働時間(就業者)|独立行政法人労働政策研究・研修機構)

また、評価基準についてですが、ひいては評価システムの不透明さ、昇進が遅いことも離職率が高まっている原因の一つです。

海外企業の昇進はあくまでも、成果や能力によって評価されるので、年功序列の風潮が根強く残っている日本社会で、在職年数が上の者を若手が抜いて昇進することは稀です。おそらく、この風潮になじめないものと思われます。

日本の企業文化や高い日本語力を求められることに不満がある

日本の企業文化に馴染めないと唱える外国人材は多くいます。日本企業は個人よりも組織を重んじる風潮があり、海外企業と比較すると、個人の裁量が小さいことも珍しくありません。業務上、上司の承認を得なければ、それ以上の業務を進められないケースが大半であることから、この点に不満を持ち、離職してしまう可能性が考えられます。

また、外国人材が日本社会で働くうえで欠かせないのが高い日本語力です。英語でコミュニケーションをとる企業が増えてきているとはいえ、依然として、社内のコミュニケーションは日本語を介して行う場合が多いのが実情です。ですので、日本語を用いて話したり、書いたりするのが得意ではない外国人材にとっては、雇用主が思う以上に大きな負担がかかってしまいます。

外国人材が離職しないための具体的な施策

Overjoyed multiethnic friends hugging glad to see greeting each other. Corporate staff diverse members celebrating common success

将来を見据えたキャリアパスを提示する

将来を見据えたキャリアパスを提示するのは非常に有効で、外国人材から見ても魅力的に映ります。将来目指せるキャリアがいくつかあって、そこから逆算し、現在の仕事でどのくらい成果を上げればいいのかがわかれば、外国人材も安心して仕事に取り組めます。

キャリアパスを提示する際に重要なのは、具体的な年数や待遇に関する説明です。外国人材は多くの日本人のように、終身雇用を前提としたキャリアで人生設計していません。数年単位でキャリアパスが目指せるのか、あるいは相当な役職に就くためには10年以上要するのか、外国人材に向けて、明らかにする必要があります。

定期的なフォローアップ研修を設ける

外国人材に向けて、定期的なフォローアップ行うことは重要です。できれば、フォローアップ研修という形で、年間スケジュールに組んでみるのも良いと思います。定期的に研修行うのが難しい場合は、不定期研修でも構いません。言うなれば、外国人材が入社後も安心して職務を遂行できるように研修を設定するのです。

日本企業で働く上で、外国人材が圧倒的に苦労するのが、日本人とのコミュニケーションです。日本企業独特の文化や慣習に加えて、阿吽の呼吸や、報連相など、日本人式コミュニケーションを体得するまでには非常に時間がかかります。

日本人式コミュニケーションを知らなかったので、嫌な思いをしてしまったと外国人材がならないよう、雇用主側が研修等で日頃からサポートすることが大切です。

外国人材の母語でコミュニケーションする

社内公用語ではなく、時には外国人材の母語でコミュニケーションをとってみるのもいいでしょう。ことばはコミュニケーションを近くしてくれます。

外国人材が、異国の地・日本で働くことは容易ではありません。文化的な違い、言葉の違い、日本独特の慣習など、彼らが抱えているコミュニケーション上の壁は多く存立します。

そこに敢えて、外国人材の母語でコミュニケーションしてみるとどうでしょう。外国人材と職場を共にする日本人社員も、彼らとの関わり方、コミュニケーションする上での配慮が生まれ、人間関係が育まれ、よくなります。

外国人材の母語でコミュニケーションすることは、同僚と気軽に話せる関係、上司に相談しやすい環境作りに、きっと良い働きをしてくれます。

まとめ

今回は外国人材が抱える課題ならびに外国人労働者が離職しないための具体的な施策について解説してきました。
日本経済を活性化していく上で、外国人材の定着率を向上させていくことは重要です。

外国人材が長く日本で働けるように、安心した職場環境にするために、雇用主側の努力次第で、できることはまだまだたくさんありそうです。

ABOUT ME
サオリアイ
Web&コピーライター兼 語学教師。公立小中高等学校、専門学校、大手英会話スクール、日本語学校で、子どもから経営者まで、日本人外国人問わず3,000名以上に語学を教授してきた経験がある。10言語(英語、韓国語、中国語、ベトナム語、タイ語、タガログ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語)習得を目指す無類の語学好き。オールジャンルの物書きになるのが夢。
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