外国人採用

【外国人雇用のマニュアルシリーズ】外国人募集向けの求人情報の書き方

外国人採用をする時の求人票作成でお困りではないですか。

企業側が外国人を採用すると決めたら、求人票の作成が必要になってきます。外国人を採用する際の求人票は、表記を工夫するだけで応募率が一気に高まります。

一般的に、海外の求人票というのは、日本の求人票に比べると非常に細かく設定されているのが現状です。当記事では、外国人求職者が応募したくなるような求人票作成のコツをわかりやすくご紹介しています。

外国人が応募したくなる求人票作成のコツその①:求人票は基本的に英語で書く

International language translation search concept with magnifying glass外国人求職者を対象に求人票を書く場合は、英語で書くようにしましょう。日本語との併用

でももちろん大丈夫です。

たしかに日本語を読み書きできる外国人もいますが、日本に住んでいる大半の外国人はJLPT日本語能力試験のN1レベルには至っていません。BJTビジネス日本語能力テストでも最高峰のJ1+レベルに達している外国人はそれほど多くはいません。その点、英語で書けばカバーできます。

外部に頼らず英語で書くとなると、どうしても翻訳ツールに頼りがちです。

しかし翻訳ツールに頼るのはあまりおすすめしません。翻訳ツールをおすすめしない最大の理由は、対訳時に細かいニュアンスが訳しきれないことです。求人票などの重要な書類は、翻訳上で齟齬(そご)があってはならないので、語学に精通している人の力を借りる必要性が出てきます。

もし英語に自信がない、書いた英語が正しい訳かどうか不安だという場合には、翻訳会社に依頼するのがいいでしょう。有料にはなりますが、翻訳のプロが忠実に完璧に訳してくれます。

外国人が応募したくなる求人票作成のコツその②:求人票は募集要項を具体的に書く

businessman shaking hands each other

募集要項は、外国人求職者が貢献したいと思えるように具体的に書くようにしましょう。

驚くかもしれませんが、日本人に比べて、外国人は仕事を簡単に辞めます。求人票で応募後、企業側が面接をし、採用通知を出して、入社したと思ったら、「仕事がきつい」と言い出して辞めていくのです。

募集要項には、必要とするスキル、会社の経歴、企業説明、雇用後のポジションなどを記入します。正社員雇用の場合は、職業安定法5条の3より、以下の7項目を求人票に記載します。

  • 業務内容
  • 契約期間
  • 試用期間
  • 終業時間、休憩時間、時間外労働、休日
  • 賃金
  • 加入保険
  • 募集者の名称

「仕事がきつい」といってすぐに辞めてもらっては企業側にとっても困ります。

募集の段階で未然に防ぐために、月給と年収の両方を記載したほうがいいです。月給と年収の両方を記載するのは、もちろん応募者のためであるのですが、出入国在留管理庁の審査にも大きく影響してきます。

月給と年収を記載する際に配慮すべきなのは、日本人と同等の業務で給与を低く設定することです。発覚した場合は、外国人求職者は在留資格の更新・変更ができず、企業はその求職者自体を採用できない場合があります。

ほかにも、下記の項目を盛り込むことで、応募者にとって魅力的な求人票になります。

  • チーム編成、レポートライン
  • 業務の魅力、身に付くスキル
  • 入社後のキャリア形成

レポートラインというのは、指揮系統に沿った報告フローのことです。応募する段階からレポートラインの記載があれば、応募する側も安心できるでしょう。

業務の魅力や仕事を通して身に付くスキル、入社後のキャリア形成などの記載もあれば、応募者がメリットを感じやすくなります。

応募者が魅力的に思えるようなものにすると、よりよい人材の獲得に繋がります。

まとめ

外国人を雇用したいならば、募集の段階で外国人に照準を合わせてしっかり作成する必要があります。

企業側がどんな外国人材に入社して欲しいのか、入社後はどのように働いて欲しいのかを見越して、募集要項内に記載していくことが必要です。

採用企業が外国人の目に留まるようになれば、有能な人材獲得に大きく貢献します。企業側にとっても応募する側にとってもwin-winとなれるような関係を求人票を打ち出す段階で作っていきましょう。

ABOUT ME
池田 早織
語学のエバンジェリスト。語学教師としてレッスンするかたわら、Web・コピーライターとして企業の販促ライティングにも携わる。アジアから欧米人材まで仕事上で20カ国の人々との関わりを持ち、公立小中高、専門学校、大手英会話スクール、日本語学校における語学指導数は3,000名以上。子どもから経営者、外国人材まで幅広くレベル別語学指導を行う。シンガポールとフィリピンへ単身出張数回と初海外はオーストラリアのシドニー。趣味の語学で11言語習得を目指す。
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