インタビュー

【前編】ベトナム出身エンジニアを採用。入社後1年経ち、”現在はなくてはならない存在”に。

今回は、福井県にある日本真空化学株式会社の海道社長、海道幸子様、海道拓也様にお話を伺いました。
日本真空化学株式会社様は、熱硬化性プラスチック製品の製造を中心に幅広い分野で製品開発に挑戦し続けている企業様です。
2022年4月に入社したベトナム出身エンジニアの入社をきっかけに、外国籍社員の定着・活躍に向けた取り組みや、自社での外国籍社員採用の仕組み作りにも取り組まれていらっしゃいます。

本記事は、前回のインタビュー内容をまとめたYouTube動画とその後をインタビューした内容をもとにした内容となっております。
前編では、外国籍のエンジニア採用に至った背景を中心に、後編ではエンジニア入国後の社内での印象や外国籍社員の定着・活躍に向けた取り組みを中心にまとめました。

まずは、YouTube動画からぜひご視聴いただけますと幸いです。

▼前編・YouTube動画(インタビュー)

【日本真空化学株式会社様について】

会社名:日本真空化学株式会社
所在地:〒910-3145
    福井県福井市串野町20-22
代表者:海道 直人
URL :https://www.s-shinku.co.jp/

−−−高度人材を採用しようと思ったきっかけについて教えてください。
図面の3D化を行うにあたって既存社員にお願いしていたのですが、なかなか新しいことにチャレンジさせることが難しく、いっそのこと新たに能力のある人材を採用して新プロジェクトを任せた方が近道なんじゃないかなと思ったんです。過去には派遣社員にお願いしたこともあったのですが、やはり社員でないと仕事を理解していただくまでに時間がかかってしまいました。新たに人材採用するなら、若くて長くお勤めいただけるような方が良いと思い、採用に動き出しました。

−−−ベトナム人エンジニア採用のきっかけについて教えてください。
日本人に対してエンジニア募集をかけたり、中途採用で今まで同じような仕事をしていた方を募集したりしましたが、なかなか集まらず、半ば諦めてしまっていました。ただ、設備は既に入れてしまっていたので、使いこなせる人材がどうしても必要でした。そこで外国人材の採用に踏み切り、育てながら弊社の風土にうまく馴染んでいただければ、十分戦力になるのではないかと考えました。

−−−ベトナム人エンジニアの印象はいかがでしたか。
私が履歴書を見たのは9人でしたが、皆さん、真面目そうな方ばかりで、この中から選抜しなければいけないことが忍びないなと思う程でした。彼らは現地のレベルの高い大学を卒業されていますし、スキルを磨けば、私が思っている以上の実力を発揮してくれるのではないかと感じました。

−−−WEB面接会はいかがでしたか。
ベトナムの皆さんが緊張しているのがありありと伝わってきましたね。時代は変わりつつあり、人を採用するのにこんなやり方があるということを知らなかったのですが、これから人材採用は国を問わず、WEB面接会のようにオンラインでどんどん決まる世の中になっていくんじゃないかなと思います。

−−−今後、日本の製造業で求められるエンジニアとはどのような人材だと思われますか。
これからの日本企業は今までのように、一つのものを大量生産することを主眼としたままでは生き残ることが難しいのではないかと考えています。多種多様なものに対応できる臨機応変さや柔軟な考え方を持ち、スピーディーに対応することが重要であり、そういった行動ができるエンジニアの方が多くなれば、これからも日本企業は生き残っていけるのではないかと思います。
また、「ものづくりの日本」という価値が少しずつ落ちてきつつある中で、“中小企業のがんばりどころである”という旨がますますクローズアップされてくるでしょう。中小企業に足りないものは、大企業優先の風潮の中でなかなか人材が集まらないことです。今回のように国籍問わず優秀な方々が集まっていただけるのであれば、外国人雇用の勢いにさらに拍車がかかりますし、特に中小企業では必須になってくるのではないかと思います。

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